プロジェクトストーリー PROJECT STORY

Project Story02 土木・建築技術で人々を救う ~災害復旧プロジェクト~

熊本地震をはじめ、各地の災害復旧に尽力
「土木・建築は人々を救う力になる」

概要
熊本地震 (2016年) 派遣概要 ※他出動実績あり
派遣期間
平成28年4月18日~30日(計13日間)
派遣人数
4名
出勤要請
国土交通省 四国地方整備局 四国技術事務所

MEMBER

秋月 源弘
役職 常務取締役

災害復旧現場への派遣ではどのようなことを行うのですか?

秋月

シティプラスホールディングスは国土交通省と災害が発生した際に重機や従業員を現地に派遣する協定を結んでいるんです。その一貫で熊本地震や千葉の台風、東日本大震災の際にも出動しました。災害復旧の仕事では国交省や警視庁、自衛隊なども一緒に作業にあたりますのでまさに国を上げての大仕事になります。

災害復旧の現場では人が傷ついているわけですし、一刻も早く現地で活動し、救いたいという想いから気が引き締まります。
私はいざ現場に行くとじっとしていることができなくて。
鬼怒川の氾濫現場に派遣された際も到着初日は待機命令が出ていたのですが、私はメンバーを引き連れて被災現場の下見に行き、シミュレーションを行ったんです。翌日の出動の際、車のカーナビで他の工事会社さんは現場に向かおうとしたのですが、被災現場なので通常であれば通行することができたであろう道が通行止めになっていたりと現場にたどり着くことができなかったんですね。そこで私はすぐに車に準備していた折り畳み自転車であちこちの業者さんに声をかけ、折り畳み自転車で前日にシミュレーションしていた経路で現場に案内したこともあるんですよ。

やはり何が起こるか分からない災害現場だからこそシミュレーションがものを言いますね。

熊本地震の際にはどのように活動されたのですか?

秋月

熊本地震は揺れによる被害が非常に大きく、シティプラスホールディングスは地震発生から4日後くらいに4名のメンバーで、橋が倒壊してしまった阿蘇大橋の現場に出動派遣されました。

2次災害の可能性があるので遠隔操作で無人機を操縦し、作業を行いました。普段操縦する機械とはまた異なるものなのですが、こういった事態に備えて年に数回国土交通省主催で訓練を行っていたので操縦は問題なかったですね。

熊本地震の際にも待機時間に市内の様子を見て回ったのですが、ある有名な神社に小さな字で「早く地震が治まりますように」という絵馬を見つけたんです。それを見たときにはより一層気合が入りました。

メンバーの皆さんはどのような様子でしたか?

秋月

メンバーはやはりどのような場所か想像もつかないですし、災害現場という非日常、緊急事態が発生している現場なので不安そうではありましたね。
中には精神的に辛くなってしまう方もいらっしゃるようでして、国土交通省も派遣メンバーの精神状態には気にかけて定期的に確認連絡をくださっていますね。私自身もメンバーの心のケアはもちろん、身体面もかなり気にかけています。やはり助けに行ったのに助けられてはいけないですからね。休憩や水分補給、怪我等には普段の現場でも注意を払ってはいますが、より一層気を付けていますね。

千葉の台風の際には若手メンバーをプロジェクトメンバーとして選出したのですが、若手メンバーはやはり今まで自分たちに不足していたことをチームにもたらしてくれますね。ホテルや食事場所をスマートフォンを活用したスピーディーな対応力で、若手なりに非常に気を回してくれて大活躍してくれました。

学生へのメッセージをお願いします。

秋月

災害復旧の現場ではやはり自衛隊にスポットライトがあたる事が多くなるのですが、その裏では実は我々のような建設会社も活躍しているんです。

土木は何かを作るだけではなく、時に国を守る力・誰かを救う力にもなります。是非、土木のそんな一面も学生の皆さんには知って頂ければ嬉しいですね。

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